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アルテミスの徒然日記

介護福祉士制度の行方

朝日新聞に興味がある記事を見つけました。
「介護福祉士に二重構造」と題する記事。
昨今、人手不足に悩む介護業界。数年後には経済連携協定
(EPA)の下、フィリピン人の介護福祉士を受け入れて、
老人福祉現場での人材確保に充てる。

ただ、現在の介護福祉士のになるためには、厚生労働省が認可
した養成施設を出た者、一定期間の実務経験を得て国家試験に
合格した者に「介護福祉士の資格」を与えられるのですが・・・・
介護者の質の低下を理由に2012年度から、認可されている養成施設
を卒業する者も「国家試験」を受け合格しなければ資格を取得出来
なくなります。

この際、試験に不合格だった者については「介護福祉士」を名乗って
仕事は出来ませんので、職場によっては給与や待遇に差が生じ、益々
介護現場の人材が増えて行かなくなる。という予想があります。
そのため、海外から現地の「介護福祉士」を受け入れるそうなのですが
その場合、日本とフィリピンの介護福祉士の法制度の違いなど、大きな
違いがあるので、新たに「准介護福祉士」という資格を設置して、養成
施設を卒業 → 国家試験不合格者にも「准介護福祉士」の資格を与え、
介護の現場を強く・手厚くしていこうという考えだそうです。

詳しくは・・・「突然出てきた「准介護福祉士」ってなに?」を参照下さい。

福祉現場の人手不足は、老人分野に限らず障害者分野でも大きな問題
となり、大変な状況になっております。
かといって、外国から安易に受け入れ資格を与えるのもどうかな?・・・と。
僕のように、国家試験を何度も挑戦してようやく手に入れた人も多いです。
苦労して手に入れた「介護福祉士」と試験に落ちたから(あえて名乗る)
「准介護福祉士」という二つの資格が必要なのでしょうか?
いずれ、「訪問介護員(ホームヘルパー)」資格も解体され「介護福祉士」へ
一本化される。という動きも数年後を目処にあるようですし。

福祉の現場で働く僕らにとって、近年の目まぐるしい法制度の改正により、
常に混乱してばかりの状況ですし、行政自体がそれをキチンと理解出来ていない
ので自治体毎に対応がマチマチだったりします。
それに、今年初めに大きなニュースとなった訪問介護事業所の不正事件やら
福祉の現場で働く者、福祉サービスを受ける者それぞれが国や事業者に振り
回されて混乱しています。

・・・・・これから、どうなっていくんでしょうね?
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by Artemis_g3 | 2007-11-28 23:30 | 福祉系 | Comments(0)

おかげさまで・・・・・12年目に突入!

by Artemis_g3
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